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「ポプラディア」に「学習資料集」がなぜついていないのか?

このところ何回か同じことをきかれたので、ここでお答えします。
?(@_@)?
百科事典の今年の改訂版「ポプラディア」に「学習資料集」がなぜついていないのか?

ですが、私には一言の相談もなく、各巻に資料はバラバラに入れられました。
もちろんポプラ社には私に相談しなければならない義務も義理もありません。
きかれれば私は当然止めたでしょうがーー。
そのことに気がついて止めにいきましたが、まったく聞き入れてもらえませんでした。
なぜ、百科事典を作ろうとしている編集部と、こんな基本的なことでやりあわなければいけないのか、私にもわかりませんが、資料は独立していなければならない、ということを理解してもらうことはできませんでした。

もちろん、ギリギリ譲歩して、売ることを考えればそれも有り……といえるかもしれません。
ほとんどの学校で図書館担当は国語の教師です。そうして日本の国語の教師は、本来リアル系の言語学である‘国語’を、文学と勘違いしているかたが大半なので、リアル系である百科事典や資料を扱うのが苦手……というか、扱い方をそもそも教わっていません。
なので資料集を別冊で作ってもあけたことがない……そういう人が、同じ本の巻末に資料がついていれば、一冊ですむわ、あら便利、と感じるかもしれない、からです。

でもそんなのは百科事典じゃない!!!
と私だって思いますよ。
でも私がいったからってきいてなんてくれない。
だれか、丸谷才一あたりが朝日新聞かなにかでいえばきくかもしれませんが……。
なのですみません。
そういう質問は、どうぞ私ではなく、ポプラ社のほうにおききになってください。
私が作ったんじゃないんです。