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司書便り頂きました

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『みみかきめいじん』(かがくいひろし/作・講談社)をI年に読みました。
実は他の本を読もうと思っていたのですが用意できず、学校の蔵書から読む本を探していて、12月に読むのにいいのでは?と思ったのです。

子どもたちはこの絵本をまったく知らない様子でした。
かがくいさんの絵本は学校にすべてあると思うのですけど、絵本そのものをいま、あまり読んでいないことを実感することが最近は増えました。

3クラスに読んだのですが反応は三者三様、みごとに分かれました。
最初に読んだクラスでは全く反応がなく、読んでいる私がいたたまれない気持ちになり、少し幼すぎたかと反省したほどです。

ところが次のクラスでは最初クスクス笑いする子が何人かいて、途中で爆笑が起こりました。先生が
「みんなこんな本、大好きだよね」
と言うと、うなづいてる子が何人も。
あれ?
この本はまだいけるの?
と私のほうが戸惑ったほどです。

ところが最後に読んだクラスでは、最初から大爆笑が起こり、最後まで大盛り上がりだったのです。
実はこのクラスは、いつも一番鋭い反応を見せてくれるクラスで、賢いなぁと感心させられることが多いのです。
えっ?
ここでこの本で大爆笑がおこるとは……。

どのクラスも読み終わった後に「みんな『だるまさんが』とかの本を読んだことない?」
と聞くと
「知ってる!」
「待ってる!」
の声がたくさん返ってきました。
「同じひとが書いた絵本だったんだよ!」
と言うと
「そうなんだー!!」
という声がまたもや大音量で……。
「かがくいさんの絵本は、全部学校学校にあります」
と言うと、何人かが本を探して借りていきました。

今回はいろんな反応が見られて、楽しかったです
😊