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SFの話をしたら、

SFの話をしたら、思いの外読みたい、というひとが多く、ちょっと昔の本も復活できる?かな?と思うので、ミステリーもちょっと古めの本を……。
「殺人プロット」
おどろおどろしい題名だけど、なかみは洒脱な、ほぼユーモアミステリーです。
あるラジオドラマの脚本書きが、自分の脚本通りに人が殺される……という事態に遭遇します。
サンタクロースの衣装を着た犯人に人が殺される……という……。
サンタクロースの格好してれば素顔はわからないからね。
えっ?
俺がやったんじゃないけど、疑われる?
と彼はかなり焦り、犯人探しを始めるのですが、昔の古き良き時代、ラジオドラマが録音ではなく、本番だった時代の雰囲気が味わえ、ブラウンは文章の名手なので、安心して読め、なかなかに楽しい一冊です。