かん子の連載

今回の旅はハードだった。

今回の旅はハードだった。
朝東京をでて、昼には関市。
名古屋からバスで一時間近く乗らなければなりません。
ただし会場の真ん前で降ろしてくれるので、乗っちゃえば、楽。
その日のうちに京都移動。
次の日は大津だからです。
大津で午後5時に終わって博多移動。
ホントは、長崎なんですが、力尽きて博多で泊まる。
だって、博多からゆりかもめで二時間以上かかるんだもん。
次の日9時には電車に乗るが、五分後発車だったため、なにも買えず腹ぺこのまま乗りまする。
ぐー……。
長崎駅でお昼を食べたので12:00ギリに大学につき、わしゃわしゃとコピー。
大量のコピー。
大学生に、百科事典の引き方と報告書の書き方をやる。
なんじゃそりゃ?
という顔をしていたが、君たちはできないんだぞ?
百科事典をいままでに引いたことある人?
という質問に、60人中手を挙げたのが五人。
ほかは、初百科事典だ。
でも大学生は楽だな。
パキパキと上級コースのレポートの書き方と奥付、出典までクリア。
ただし、課題で出していた感想文は、予想通り、日本語になっていない。
でもここまではどうしようもない。
小論文の指導って、中味がないのを、やたら膨らましてごまかそうとすることだったのか? という書き方。
大学は受験勉強じゃ、通用しないんだがなあ。
通用しちゃうんだろうなぁ。
これを誰もどうにかしようなんて思わないんだもんなぁ。
卒業させないわけにはいかないし。
というわけで、真面目にやると、大学はストレスがたまる。
手抜きすればこんな楽なとこはないけど。
その、手抜きを学生も歓迎するんだから!
両者の利害は一致する、ときたもんだ。
私が大学一年のときにもすごくひどい教師がいて(しかもそいつがなんと教授!だった)私が怒ったらクラスメートが、そのほうが試験楽でいいじゃない、といったのが忘れられない。
授業料のために、どんだけバイトしたと思ってるんだよ?
(といっても、私はやりたい仕事しかしなかったのであまり効率良く稼げず、威張れたもんではなかったですが)大学は本当に払った金だけの値打ちはないとこだったなぁ、といまでもしみじみと思う。
まあそのおかげて、大学を尊敬しなくなった(日本のはね)ことだけが、唯一の成果ですかね?
どこの大学でたか、じゃない。
本人の能力以外、判断基準はないんだよ。
でも、その記憶があるもんで、授業に手は抜けないんだよなぁ。
終わってから東京へ……だけど、これも力尽きて京都泊。
ここがユニークだった。

ゲストハウス下町九条。

2500円のチェーンより、3000円以上してお高めだし、ちょい駅から遠いし(京都駅から徒歩15分、地下鉄駅から五分)見つけにくいし、トイレもシャワーも狭いし、全体にごたついてるし。
(お風呂に入りたい人は、風呂屋に行くことになってるらしい)
でも、居心地いいんだよね。
オーナーが気だてがいいのよ。
設備より、気だての良さを居心地いい、と思う人ならここはお勧め。
このごたつき感が逆に客をふるいにかけて、客も気だてのいいのが残る感じだし。
京都から静岡へいき、日曜日は茨城県立図書館で仕事して、今回のツアーは終わりです。
ふぃ~~。