東京の山手線の新車両が、
東京の山手線の新車両が、電車のなかの中吊り広告をやめ、電子版に変える、という記事が出たので、あー、これでまた印刷会社が困るぞ、と思ってたら、紙版継続になった。
 広告主のほうから、山手線のためだけに広告は作れない、という苦情がきたこと、そうして客の方からもすぐに場面が変わってしまう液晶は、チラチラして見にくい、という意見がでたからだそうだ。
 いつかは電車内広告がすべて液晶になる日がくるだろうが、とりあえずは寿命が伸びたらしい。
 あの広告では、紙屋、印刷屋、デザイナー、イラストレーター、あの中吊り広告を貼ったり取ったりする人たちにいたるまで、かなりの人たちが関わっているはずだ。
 世界が変わるのは止められない。
 変われば、仕事も変わっていかざるをえないのだ。
 頭を使って生き延びなければ……。

