かん子の連載

高野文子さん授賞式第三弾

高野文子さん授賞式第三弾

長野ヒデ子さんといっしょにいらしたのは、岩崎京子先生でした。
始めてお目にかかりました。わたし、実は児童文学界のかたを、ほとんど存じ上げないのです。
いえ、断ってるわけではないんですよ。
そういう会に誘われたことがないのです。
岩崎先生はなんと95歳!
中ヒールの黒靴を軽々とはきこなし、私より早いスピードで歩かれます😅。
世田谷九条の会の主催者をなさり、いまだに取材旅行に行かれるそうです。
お一人で……!
強いなぁ、精神も身体もーー。
若輩者としては、バテてる場合じゃないよねぇ。
毎日子ども新聞の毎月の書評欄、読んでます!
とおっしゃられたので仰天しました。
えっ?
私の名前を知ってる?!
まさか、そんなおそれ多い読者さまがいらっしゃるとわっ!!
夢にも思わなんだわ。
ひえ~~~~😅。

読んでくれてる人がいるんだ~、というのはかなり嬉しいものですね。

帰りの電車の中で、どうみても80歳越えているだろう、と思われる白髪の小粋な老紳士が、先生を見るなり、ぴょん、と立って席を譲られました。
まあその素早いこと!
その身のこなしの軽さに思わずあっけにとられました。だって、20代の素早さだったよ?
私、あんなに早く、動けない……。
ホントにご年配?
変装とかじゃなくて?

ここらへんから、なんか、小説生まれないかなぁ。
深いし、面白いし、元気でるのに!

まあひとついえるのは、こういうかたがたで、愚痴っぽい人はいないってことですね。
愚痴るってさ、煎じ詰めれば自分のことにかまけてるってことだよね。
こういうかたがたは、自分のことなんか考えてない。
過去のことなんか振り返ってない。
考えてるのは未来のこと、世間のこと、人のこと、困ってる人を助けることだわ。
それが現役ってことなんだなぁ、としみじみ思いながらうちに帰りました。

なんだか、ご年配のかたがたに、次々にボディーブロー食らったような夕べだったわ~😅

なんか、ちょっと元気になりました。
熱なんか出してる場合じゃないわっ!