かん子の連載

エンヤ、が10年ぶりくらいに新曲をだしたそうだ。

エンヤ、が10年ぶりくらいに新曲をだしたそうだ。
デビュー曲の‘オリノコフロウ(オリノコの流れ)’の続編で、オリノコは、水の流れにのって世界中の美しい場所を見て回ろう、という物語だったが、今度の曲は旅を終えて故郷に帰るのだそうだ……。
エンヤは何を聞いても同じ、といういいかたもできるが、初めから洗練され、完成されきっていたので、それはそうでしょう、と思う。風の音は違うと言えば違うし、同じと言えば同じなのだから……。

そうか……。
故郷に帰るのですか……。
そういう時代が来たのですかね。
これからは日本もそういう時代になるのかもしれない。
孫がじいちゃんばあちゃんのところへ帰ったり……。
年金でたら地元に帰ろう……。
懐かしい同級生がいるよ。
お金を稼ぐ必要がなければ、家があれば、帰っても暮らせる。
畑もできるよ……。
というふうにーー。
誰かが仕事を作れば若い者も帰ってこられるんだがな。
いま、若い子たちは、地元から出たがらなくなっている。
都会には行きたくない。
冒険はしたくない。
でもね。
一度はそとに出た方がいいよ。
世界は広いから。
アンテナをたてられるようになるし、自分の故郷のいいとこも悪いとこもわかるよあになるし、だからどこを補強して、どうすればいいかも見えるようになる。
故郷に役に立つ人間になれる。

幸福になるコツのひとつは、誰かが自分を幸福にしてくれることを望むのではなく、どうしたら自分が、誰かを幸福にできるか、を考えることだから。