かん子の連載

アメリカのテレビドラマの記事を見てたら、

アメリカのテレビドラマの記事を見てたら、いまの人(アメリカのね)は

1) いい評判を聞かないと見ない

2) そのときには、当然一話は終わってるわけで、下手したらすでに2クール目とかだから、前のほうの話が見られないと見ない……

だそうで、そうか、と思ってしまった……。

最近、日本でもやってるよね。
好きなのだけ勝手に見るの……。

そうするとさ、あるシリーズをまとめてみることができるでしょ?

20年前はさ、次のお話見るのに一週間待たなきゃいけなかったわけ……。
そのもっと前はさ、録画なんてできなかったから、番組はすべて一期一会……、見損ねたら終わりだった……。

だから必死に見た!
楽しみに待った……。

でもいま自分もそうだけど、一週間待てなくなってる……。
堪え性がなくなってきてる……。

でもそうするとなんていうか、物語がすりきれるというか、使い潰しちゃう気がする。

人間のからだ自体はなまみだから、ついていけるスピードには限りがある……。

正直、新幹線でもからだがついてけない、と思うことがあるし(やっぱ、G、かかってるよ)飛行機でもつらい、と思うことがあるのに、リニアなんて私、乗れるのか?
と思う。
それと同じに社会の車輪が早くまわりすぎて、いろんなものをすりつぶしてく感じに、ここ一年、半年ばかりのあいだに気がついたわけです。

だからとりあえずいま「モース警部」全部撮ってるんだけど、毎日見ないようにしてる……。
自分で流れの微調整しないとヤバイぞ、と思う。

若くて体力のある人たちは、そのスピードが楽しくて仕方ないのかもしれないとも思います。

が、クリエイターはそうそう早く仕事できないよ。
次から次にマンガ描けない……。
アニメ一本作るのも大変……。
小説書くのも時間がかかる。
紙媒体は特に時間がかかるから、なんていうか、もう相手にされなくなった感じ、すらする……。
本も、マンガすら、紙媒体のものは読んでないんじゃないかなぁ。
紙に描いたものをデータで送ってきたら読むけどさ。

だからといって前の世界に戻れるとはとても思えないけど、将来の展望が見えないのです。
やっぱ、今年は転機の年だなぁ。
平成は終わるんだよ。

みんなが走るのに疲れちゃって、いっせいに走るのやめる……っていうふうになるかなぁ?
でもいつまでもは全力疾走は続かないよ?