かん子の連載

赤木かん子のストレッチ教室第三段

朝起きたときに、輪ゴムを一本ずつ二重にして耳にはめます。
ちょっとつれてかすかに痛いでしょう。
そのまま顔を洗って歯を磨いて朝の身支度をしたら輪ゴムをはずします。
耳のつけねの筋肉は肩と直結しているので、それを少し引っ張ってからゆるめてやると血が通いやすくなります。

筋肉は細いロープを束ねてねじったようなものです。
ですから本来はロープとロープのあいだにはすきまがあり、そこから栄養補給したり老廃物を持ってってもらったりしてるのです。
でも使わないと筋肉はくっついてしまい、太い一本のロープのようになります。
そうすると老廃物も持ってってくれないし、酸素も届かなくなる……なので苦しくなるのです。
それが肩こりです。
細いロープを一本ずつ使っていればどれもしなやかになり、すきまができ、老廃物を持ってってもらえます。
ほんの少し、筋肉を引っ張ってやって弛めるとそのぶん筋肉は柔らかくなり、すきまができ、ちょっとつらくなくなる……。
ほんのちょっとだけどね。
でもこの日常が大事なのさ。
このやりかたはお金も手間もかからず、簡単でいいでしょ?
まあ、試してみてください。