かん子の連載

トランプがアメリカでなにをするか、が騒がれているけど、

トランプがアメリカでなにをするか、が騒がれているけど、トランプは商売人だから、損すると思ったことはしないでしょう。

むしろ怖いのはフランスの大統領選挙のほうだと思う。
フランスが極右になったらこれはヤバイでしょう。彼らは商売ではなく、イデオロギーで動くんだから。
トランプで勢いづいて、イタリアもきな臭くなっている。
いまの首相が拒否されたら、今度は誰が出てくるの?
ドイツのメルケル首相も四選されるか、危なそう。で、変わったら……。
イギリスと北欧でフランスとドイツとイタリアを抑えられると思う?

でも、こうなってみると、どの国も金持ちの穏健派が貧乏人のことを考えてこなかったんだなぁ、というのを痛感する。
差別をなくすのに必要なものは教養で、つまりは教育だ。
そこそこ食べられて、子どもたちに豊かな教育をしてもらえると思えばあらかたの人は騒がないはずだ。
子どもへの教育はイコール自分たちの未來への希望なのだから。

図書館はこの教育の根底、要に位置する機関だ。
特に公共図書館と学校図書館は、貧乏人の味方でなければならない。
インドのニューデリーにいったときに、公共図書館が子どもから何ペンスだかの年間使用料を取っていてショックを受けたことがある。
ということは、ストリートチルドレンお断り……ってことでしょう?

親に金がなくても、自分で努力し頑張る子どもを公共の学校と図書館が応援しなくてどうするよ?

なにか迷ったらここに戻って考えれば答えは簡単に出るはずだ……。

それは、子どもを幸福にしますか?
特に、貧乏な子どもを……?