かん子の連載

【赤木かん子還暦おめでとう企画】 18 赤木かん子さん60歳に寄せて

18 赤木かん子さん60歳に寄せて   by延岡市 田中 寛子

文庫のおばちゃんが、子どもたちに読んでやる面白い本はないかなあ、と思っているときに、かん子さんに出会いました。
20年以上前です。
すると、
子どもにとって、面白いとは?
学校図書館はどうなってる?
ボランティアは何ができる?
何ができない?
大人のやるべきことは?
次から次へ、課題を突き付けられ、正直駆け足で追いかけても、追いかけても、
ついていけませんでした。
それでも、仲間と一緒に、今出来ることを、やりたい!
と学校図書館の改装をやってみました。
かん子さんの動きをじっと見ながらーー。
すごいことでした。
特にサインや絵シールの発想は
「誰でも自分が探したいものを自分で探せる」
その為の手助けをする、ということで、これは私が子どもを育て,子どもにかかわり続ける大きな柱となりました。
私も子どもも、自立して生きていきたいのです。

複雑で先が見えにくい社会の中で、子どもの気持ちを真ん中に据え、本の面白さとその力を信じる原点となりました。

いつまでも、その柔らかい心で、ご活躍を!