かん子の連載

楽器のなかにはオタクになりやすい楽器、というのがある。

楽器のなかにはオタクになりやすい楽器、というのがある。
太鼓は最たるものですね。
なぜ、動物の皮を張ったものをバンバン叩くと人間は高揚するのかわかりませんが(誰か解明して欲しい)太鼓の音を聴くと陶酔しやすいよね。
そのときにね。
どーだ!
オレは凄いだろう?!
ということを人に認めさせたい、と思っているとオタクになるんだよ。
オレは凄いだろう😄
とるんるんだと、オタクにならないんだが……。

でもって一番いいのは、神社の神さまとか、音楽の神さまに聞いてもらおうと思って打つことですね。
だって、太鼓の神さまより自分がうまく打てることなんてあり得ないんだから……。
謙虚にならざるを得ないんだから……。
そうすると、音がなんというか、突き抜けていくんだよね。

そう考えると、祭りというのは、日頃の鬱憤を晴らすだけでなく、男のプライドを正しく育てる、という役割もあるのかもしれない……。
うーん……。
なんて素晴らしいシステム……。