かん子の連載

【赤木かん子還暦おめでとう企画】 26 教わったたくさんのこと

26 教わったたくさんのこと   by 田沼

かん子さんに初めてお会いしたのが、数年前のH小……。
PTAで学校図書館をなんとかしたい、ということになり、学校図書館見学ツアーを企画……。
はるばる栃木から数名でお邪魔した時に、かん子さんがいてくれて、その時に教えて貰ったことで覚えているものです。

大人は「本を読む」=「物語を読む」と思い込んでいる。

大人が子どもに読ませたい本は、子どもが読みたい本ではない。

子ども向けの本を揃えても、それがつまらなければ子どもは読まない。写真が綺麗なら専門書だって見る。
興味が沸けば、文章も読む。

情報は生きているから、変わった時にすぐに本の入れ替えをしなくてはいけない。

子どもにウソを教えてはいけない。

高価な専門書、たとえば一流の図鑑のようなものは、家庭では買えないから、小学校図書館で揃えるのが、良い。

子どもが手に取らないような本は学校図書館には必要ない。

学校の図書館をボランティアが自分の居場所にしない。

以上のことはとても良い勉強になりました。

他にもたくさん教わったことがあるはずなんだけど、忘れてしまいました。
ときどき思い出すこともあるんだけど……。

ボランティア活動している時に、あゝこれか~っ、て思うことが多々あります。

小学校の図書館を改装して、子どもがたくさん本を読みに来てくれるようになりました。
今では市内でも評価の高い学校になりました。
その頃には市内でも評判の悪かった中学校も今はすっかり落ち着き、学力も上がって、部活も活発になりました。

これからもいろいろ教わりたいと思っています。
よろしくお願いします
m(__)m