かん子の連載

【赤木かん子還暦おめでとう企画】 53 かん子さんが掘り出す魅力的な児童文学の世界

かん子さんが掘り出す魅力的な児童文学の世界   by 砂生絵里奈

残念ながら、かん子さんとはほとんど面識がありません。
20年前、鶴ヶ島市立中央図書館の開館時に洋書の児童書を買いつけに行ったとき、たまたまご一緒したことがあったのと、最近、かん子さん主催のポプラ社で開催したサイエンスカフェには参加しましたが、他にお会いしたことはありませんでした。

それでも、かん子さんの児童文学の書評や評論は若い頃からの愛読書でした。
なかでも最近一番活用させて頂いたのは
「今こそ読みたい児童文学100」 (ちくまプリマー新書 筑摩書房 2014年)です。
スター☆ガールというサークルでティーンズ文学の読書会をしていますが、もう160冊以上になっていて、テーマ本を選ぶのに毎回結構苦労するようになっていました。
この本で紹介されているのは、意外にもスター☆ガールで取りあげたことが無い本が多かったので、大活躍でした。

かん子さんが選ぶ本は、たいていの図書館にあるけれど、あまり読まれず閉架書庫に埋もれているような本で、読むと表紙で想像していたものとは全く違う、魅力のある世界が広がります。
私は
「マツの木の王子」(キャロル・ジェイムズ フェリシモ 1999年)
「野性に生きるもの」(ジョン・ドノバン 偕成社 1979年)
が特に心に残りました。

先日、かん子さんが出された「10分でできるアクティブラーニング」発注の取りまとめをすることになり、メールアドレスを伺って、初めてメールしました。
かん子さんがとても気さくなので、すっかり打ち解けて今回投稿することになりました。

かん子さん、還暦おめでとうございます!
これからもお世話になると思いますが、何卒よろしくお願いいたします。