かん子の連載

【赤木かん子還暦おめでとう企画】 63  『赤木かん子さんが選んだ学校図書館におすすめの本の展示会』について

『赤木かん子さんが選んだ学校図書館におすすめの本の展示会』について    byだだちゃ豆

27年4月22日(水)から5月8日(水)まで。
当社事務所において、全国巡回『赤木かん子さんが選んだ学校図書館におすすめの本の展示会』を開催した。団体でお見えになるかたが多いと思われたし、じっくり見るにはかなりの時間を要すると思ったので、朝9時から夜8時半まで、完全予約制にした。
期間中5市町村から、40人の方々が訪れた。
辺鄙な場所ゆえ、人数としては多くなかったが、公共図書館職員、学校図書館関係者、議員、ボランティアリーダーなど、影響力のある人から来てもらえたので、広がりが期待できると感じた。
愛媛会場から送られてきた段ボール8箱の本を、書架7本に面出し、二つのテーブルにも面出しして、表紙が目立つように並べた。
いらした方からは、事務所の扉を開けた途端、一様に、わぁー!!という歓声が上がった。
選本のすばらしさに感動したという声がほとんどで、その場で注文していかれる方も7割はいた。
プロの目で選び抜かれた、学校図書館に入れたい時代の先端を行く本を、一堂に見られるまたとない機会で、本選びが難しい絵本と物語以外の本を中心にという構成は、図書館関係者にはかなり参考になったようだ。この企画のおかげで、今まで面識のなかった方々と知り合うことができ、いろいろな現場の生の声も聞けた。
今までは、東京まで行って、かん子さんの寺子屋に行かなければ見ることができなかった本の数々だ。
文化の僻地にいながら、手を挙げさえすれば、殆ど送料だけで見ることができるとは、なんて贅沢で有難くて画期的なことだろう。
(2017年現在はリスト送付……。本は公共図書館にリクエストして揃えてもらってくださいね、方式に切り替えました。送りつけてしまうほうが確かに簡単ではあるのですが、それではその地域にその本が入らない……ということに気がついたのです。学校関係者のみなさんがその会に来て本を買ってくださったとしても、学校図書館に一般の人は入れない……なので、その地域でその本を見ることはできないのです。面倒でもリクエストして買ってもらえば、みんながその本を見ることができるわけですから)