かん子の連載

ヤングアダルト、というのは、

ヤングアダルト、というのは、児童文学界と児童図書館界では“赤毛のアン”をはじめとする、成長途中の主人公を扱う文化と物語、ということになっている。
でまあ、そんなにずれている、というほどでもないが、いまの日本の世間では、20代と30代の若い女性をさすことになっているらしい……。
以前、渋谷の東急デパートにヤングアダルト階、というのがあってビックリしていってみたら、未婚の20代の働いている女性向けだったので驚いたことがあった。
つまり日本では20代はアダルト、大人ではない、という認識なんだなぁ、だったのだが、日本ディズニーが2008年から始めた(そう。2008年ですよ。いまのスマホ文化の始まりの年です)大人ディズニー、といえコンセプトが、対象はYAF……つまり、ヤングアダルトフィメール、で20代、30代の女性なのだそうだ。
でもってこれが大当り……。
いまじゃ、日本発の商品が世界にでていっているそうだ。
どおりで、最近、やたらとメガネのつるの内側がミニーマウスだったり、わりとシックで露骨じゃないディズニー商品が多いと思ったよ。
というわけで、なにがいいたいのかというと、日本の20代30代はもはや大人ではないのだなぁ、ということと、それが世界的規模で拡がってるのかぁ……、うわぁ……、ということだ。
でもって、それはたぶんいまの小学生には通用しないだろうなぁ、ということだ。
彼らはなにせ“大人”なのだから……。