かん子の連載

【赤木かん子還暦おめでとう企画】 110 勇気

勇気   by ロゼッド・ストーン

図書館の利用教育をかん子さんに教わって、学校で実施しようと思ったのですが、やっぱり自信がなくて、なかなか踏み切れないときがありました。
「教える」ということをまさか自分がやるなんて……。ましてや毎日子どもたちに教えている先生がそばで聞いているのに……。
そんなとき実施する勇気をだせたのは、かん子さんが講習の時に
「わからなくても投げておくほうがいいんだよ。わからないと頭のなかにずーっといるでしょう? それが、ある時、そっか!とストンと理解できるときがくる。だからとりあえず、与えておくことが大事なんだよ。」
といわれたからです。
私が躊躇していることでその先を知らないより、知った方が子どもたちのためになる……、と何度も自分に言い聞かせ、やりはじめました。
すぐにはどれだけ子どもたちのなかに定着しているのか、残っているのかわからないことも多い利用教育……。
かん子さんの言葉を自分の中で繰り返し、毎年毎回工夫して、子ども達のために私にできることはやっておこうと実施しています。

勇気をありがとうございます!