かん子の連載

【赤木かん子還暦おめでとう企画】 112 《心に残るかん子さんの言葉》

《心に残るかん子さんの言葉》   by 名護市立中央図書館

【名護市立中央図書館・K】
☆ かん子さんのお話しのなかで心に残る言葉はいろいろありましたが、図書館のことで相談にのってもらいアドバイスをいただいたときに「あんた達はセンスがあるから大丈夫」
と言われたことがとても嬉しかったですし、その後の励みになりました。

【名護市立中央図書館・S】
☆ もう10年ほど前になりますが、読み聞かせについての講演の中で、会場から「読み聞かせをする上で子ども達に伝えたい想いがある」という言葉があった時に
「そんな想いなんていりません。子どもが『読んでほしい』というものを読んでやることが大切」とかん子さんがキッパリ。
読み聞かせが『大人の想い』の押しつけであってはいけない、子どもの「読んでほしい」という気持ちを一番にする、ということを初めて意識することができました。
また、少し前の講演のなかで、「(公共)図書館は『いい本』を置くんじゃないんです。『その地域に住む人たち(利用者)が必要とする本』を置くんです」という言葉が励みになりました。図書館の蔵書についても厳しい目が向けられる昨今、選書について悩む館も多いと思いますが、『図書館=名作』というイメージにとらわれることなく、利用者に手に取ってもらえる(必要とされる)本を選ぶことが大切なんだ、とあらためて感じました。