かん子の連載

防災の講演会

高知に来たら、宮崎篤子さんが、今夜防災の講演会がありますが…というので、いくいく、といってついていきました。
そしたら、熊本地震で、指定避難所になっていなかったのに(だから備蓄食料も水もない)大学を避難所に解放して、なおかつ、60人もの障害のある人たちを受け入れた、熊本学園社会福祉学部の花田先生の話で、こういう話には不謹慎かもしれませんのですが、めっちゃ面白かったです。

熊本地震では直接被災したより、四倍ものかたが、その後、亡くなったのだそうです。
せっかく助かったのに…。

もともと、減災リーダー養成講座をやってていろいろ学生と調べていたそうなのです。
図書館の写真もみせてもらいましたが、書架がバラバラに壊れていました。

私も気になってました。
熊本の被災のときは、精神障害者や車椅子の人や、ペット飼ってる人が、避難所に入れないで車に寝泊まりしてる、というニュースがあって、え~っ?と思ったのに、その後どうなったか、どんなケアがされたのかの報道は見つからなかったからです。
避難所の暴動をみても、車椅子や白い杖の人は見当たらなかった…。
あるところでは、入り口に階段があるので車椅子はそもそも入れなかった…。

いくつかは、受け入れていたところもあったそうですが、そういうところは前から仲間というか、知り合いだったのだそうです。

つまり、避難所には、はじめから、ハンディのある人たちへの配慮や、ケアのしかたや、ガイドラインは、ほぼない、避難所開設する側にそういう意識がなかった、ということですね。

せっせと広報してボランティアを集め、学生たちは生き生きと働いたそうですが😄
ヒアリングにきた学者さんたちは、聞くだけでなにもしないで帰るって

避難所の役目は
命を繋ぐ場所
次に生きるステップを準備する場所
という目的がクリアで
そのためにはなにが必要なのか、ということを具体的に実践した話でした。
だから、この本、読んでね。
学校はどこでも避難所なのだから。