かん子の連載

ナショナルジオグラフィックの記事

natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/032600133/?ST=m_news

これは、アメリカのナショナルジオグラフィック……最高に尊敬されている社会と自然の雑誌、がいかに人種差別的であったか、という記事である。
私たちは外にいるので、わかりやすいところとわかりにくいところがある。
差別するのが間違いだ、ということは、私たちにはわかりやすいことだ。
なぜなら、自分たちの暮らしに全然利害関係がないから……。
でもアメリカ内部で、それが当たり前の日々のなかで、それが間違っている、と気がつくのは大変なことだ。
で、アメリカのなかがどんなにひどかったか、ということは私たちには見えにくい。
この編集長がいっているように、そこにあることは見えても、そこにないことに気がつくのは大変なことだからだ。
オスカーに黒人俳優がほとんどいないことも(白人好みの黒人ぽくないハンサムなシドニー・ポワチエが1965年?にもらうまで)ニューベリー賞に黒人作家がいなかったことも(1975年?あたりでバージニア・ハミルトンがもらっうまで。彼女は天才だったからあげないわけにはいかなかったと思う)黒人の監督を誰か知っているか?ということを考えるのは大変なことだ。

そういうことを考えたら、つぎは自分の暮らしを振り返らなければならないだろう。
日本の児童文学には黒人の子どもが出てくるだろうか?
アジア人の子どもは?
ダウン症の子は?
紹介じゃなく、暮らしのなかに……。
LGBTQは?
ケニアからの留学生がこれだけ陸上で活躍しているのに、一緒に走っている子の物語はどこにある?
羽生ゆずるの本は山のようにでるのに、オコエ君はなんで、でないの?
長いこと、日本人力士が優勝しない、と嘆くのなら、はじめからいれなければいいじゃないの?
その子達の物語は?
相撲部屋の子どもの話はどこにあるの?
三味線弾いてる子は?
舞妓に憧れてる女の子の話は?
歌舞伎役者の話は?

やっと相撲部屋がブラックボックスじゃなくなった。
貴乃花の功績は大きい。
今後は、ひとんちの子どもを殴り殺しておいて知らん顔して口をぬぐうことはできなくなるだろうと思う。
ナショジオの編集長がユダヤ人の!女性になった!?
アメリカでブラックパンサーが大化けしたそうだ。
やった!

子どものとき、スーパーマンの格好をしたら、お前はなれないよ、スーパーマンは白人だからな、といわれたのだそうだ(監督?主演俳優?すみません、まだ、名前が覚えられてない……というか、私は映画はまったく覚えられないんで。美術品は弱いの)。

セクハラに対して声をあげるme too
運動も去年から始まった。
銃規制要求は今年からだ。
ITもとうとう本格化した。
2017年と2018年は、親類の文化の方向転換期なのだと思う。