かん子の連載

水曜日の歌 ♬~ 第四十三回

室生犀星の、たぶん一番有名な詩です。

ふるさとは遠きにありて思ふもの 
そして悲しくうたふもの
よしや うらぶれて異土の乞食(かたい)となるとても 
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに ふるさとおもひ涙ぐむ 
そのこころもて 遠きみやこにかへらばや 
遠きみやこにかへらばや

2018/04/11