しのはらさんからのおすすめ本です
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「18歳の著作権入門」福井建策著 筑摩書房(ちくまプリマー新書) 2015年
 marinonnette.at.webry.info/201503/article_3.html
これ、すっごく面白かったです!
 「18歳の」というタイトルですが、
 中学生から、高校生・大学生、それ以上の大人も、
 今を生きている人は、みんな必要な知識。
 弁護士の著者が素人にもわかりやすく説明してくれます。
本を読み、ネット記事を読み、
 レポートを書き、
 ブログやTwitterやFacebookに投稿し‥‥と、
 何気な~く、日々、わたしたちがやっていることに関して、
 「著作権」から見たらどうなの?
 ということが、くわしーく書かれています。
近ごろは、本も音楽も、イラスト・マンガ、映画・アニメも、
 どれが原作で、どれがノベライズ/コミカライズ/映像化/ゲーム化なんだか、わからない。
 つーか、複数メディア同時多発的に発信、なんてこともある。
プロとアマとセミプロが混在してるし、
 日本には「二次創作」という独特の文化があるし、
 「歌ってみた」「踊ってみた」とかいう動画もあるし、
 ネット初で有名になって、プロになったりする人もいるし、
 アニメやドラマや映画もYouTubeにあげられたり、海賊版が売られたり、
そもそも近ごろの「メディア」は、
 冊子やDVDなどの「入れもの」がなくて、
 音楽も、本も、ネットで「ダウンロード」するんだもんね。
どれは「黒」で、どれは「白」で、
 どういう場合はダメで、どういう場合はいいのか、
 なんとなーく「こんな感じ?」みたいにすましちゃったりするし、
 どんどん新しいことが増えるから、わたしのイメージが既に古いのかもしれないし、
 漠然と「全体的にグレー」みたいに思ってたんだけど、
 くわしく、しかも面白く、解説してもらって、ほー!!と思ったよ。
というわけで、
 何か(物語・マンガ・曲・イラスト・アニメ・ダンスなどなど)を「作っている人」はもちろん、
 ネットを利用している人(‥と言えば、現代ではほとんど全ての人だよね)は、
 みんな何かしら関係しているから、一度は読んでおいたほうがいいと思われます。
だから、学校図書館には、ぜひ買ってあげてね!

