みんなの告知板

山手線の車両が新しくなる(四月には)。

山手線の車両が新しくなる(四月には)。
全車両の取り替えがおわるのには、2020年までかかるそうだが(オリンピックにまにあわせるわけね)今度の車両は車内の吊り広告がなくなり、広告は全部デジタル動画になる。
ということは、紙媒体の広告はなくなる、ということだ。
いまでさえ、広告だしてるのは、ビールと金融会社とサプリの会社とエステくらいで、量的にもずいぶん減っちゃったけど、まるっきり、一枚もなくなる、ということは、本当に印刷会社の仕事はなくなるということだ。
そのかわり、デジタル広告の会社の仕事は増えるだろう。
一生懸命働いてても、別にミスしたわけでもなくても、いままでと同じ仕事をしていたらやっていけなくなることは起こり得る。
今だけじゃなくて、これまでも、そういうことは数限りなく起きてきたのだろう。
ぬぷんの「黒いランプ」だったと思ったけど、エリック・C・ホガードの児童書で、イギリスの産業革命のときに、手織り業だった父親が、息子には機械織り、にいかせる話があった。
読んだ当時はピンとこなかったけど、なるほどそういう話だったんだなぁ、といまさらに思う。
父親はなかまに裏切り者扱いされるし、息子の方も釈然としないわけだけど、そういう時代になれば、名人級の二、三人くらいしか、手織りでは生き残れなくなるのだろう。
印刷屋さんたちはどうなるのか…。
なんとか、活路を見つけてください、と祈るばかりだ。