嘱託で、パートで、支援員で、三年、五年、七年しか図書館で働けない……から、仕事を覚えてもムダだ、という人がいます。
確かに給料は安いし、だから給料分以上働くのもね、という人もいます。

仕事は、まずは、金を得るためにすることです。
でもそれだけじゃない。
人間は、人と関わり、社会的に仕事をする事で、自分を磨き、成長する。

そのために仕事、するんだよ。

五年後には確実に五才年をとります。そのときに、いまの自分よりも賢く、成熟していたい、と思う。

そのために、仕事するんだよ。

それには、この五年間、努力して勉強し、真剣に仕事することが必要です。別に司書じゃなくても、どんな仕事をしていても、です。

真剣にしない人は、心の底からそのことを楽しむことができない。

だから

真剣に仕事しない人は、仕事する喜びは得られない。
成長する喜びも得られない、のです。
どこにいても、いまいる場所で真剣に働く人は、生きている楽しみと喜びを見つけることができます。

どうせ五年後には図書館で働けないんだから、勉強するだけムダだわ、という人は、その五年間も、仕事できてないのです。
なのに、安いとはいえ、給料もらってるのです。

だから、NDC覚えることは無駄じゃない！
確かに五年後には図書館で働いてないかもしれない。
でも、そのあいだに覚えた知識と経験と成熟は、そのあとも、ずっとあなたの人生を支えてくれるはずです。