みんなの告知板

緊急!みんな、読んでね!!!

緊急!
みんな、読んでね!!!

‘全国図書館大会についての先生のコラム、フェイスブックでシェアされていたので読ませていただきました。
憤慨されていた方が多いので、一部誤解があります、こうだったですよ、というコメントをしたいと思います。
私、その現場にいたんです。’

というかたからメールをいただきました。
転載してもよい、ということですので、お伝えいたします。

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‘まず、問題になっているのは、全国図書館大会の分科会での話だ、ということと、その分科会は、児童書、文芸書、専門書、実用書、それぞれが得意な出版社の社長や専務と、公共図書館の館長が報告者となって話された会である、という前提をご理解いただきたいです。
私は、一参加者として、皆さんのお話を聞いていました。
まず、3時間にわたる分科会の中で、文芸書の社長の発言だけがクローズアップされていることに、大変違和感を感じます。
児童書の社長は学校図書館の話もされましたし、専門書の専務は図書館がいかに大切か、という話も当然されていました。
出版社全体の話として、このようにとららえられるのは不本意です。
で、問題の文芸書の社長のお話ですが、全国図書館大会の席上ですからね、当然、図書館に敬意を払い、とても丁寧に、紳士的にお話されていました。
「新刊は一年は貸さない、というルールを導入したい」なんてことは一言もおっしゃっていません。
むしろ、そういう議論があることはよくない、こうならないように話し合って行きたいとお話されていました。
ただ、論の中心が、複本購入の問題だったことは間違いなく、これについては考えていただきたい、というお話をされていました。
とても丁寧に「お願い」としてーー。
彼がおっしゃるには、ベストセラーはまったく問題ないそうです。
むしろ影響が大きいのは、3~5万部くらいの小中ヒットのものだと。
具体的に自社の本をカーリルで調べて、どのようにそれが複本購入されているか、という分析をし、それを説明されていました。
もちろん、館によりますが、中には、私自身が見て、ビックリするような複本購入のされ方をしているものがありました。この本が30冊購入されているってどういうことだ!? です。
いまどきまだ、そんな買い方をしている図書館があることに本当にビックリしました。
かん子さんが書いていらっしゃるように、図書館の予算が厳しいのはもちろんわかっています。
だったら、いくら話題になって、リクエストが殺到しているからといって、この本を30冊も買ったりしないで、もっとほかに買うべき本があるでしょ? です。(ここは私の意見です)
3~5万部の本が、出版社の経営をささえている、著者の生活をささえている。
健全な出版活動を継続していくためには必要な利益である。
それを守っていきたい。
ということをおっしゃっていました。
分科会としては、参加者が多かったため、大きな会場が割り当てられていました。
きっと大多数の参加者は、図書館関係者、それも公共の方が多かったであろうと想像されるのですが、その場では大きな異論もなく、一理あるな、という空気だったと私は感じています。
前述しましたように、3時間の分科会です。
出版社と図書館の関係の面白い話がたくさん聞けました。
私がここに書いたのは、ほんのほんの一部です。
本筋はここではない、というご意見もあろうかと思います。
すみません。長くなりました。’

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ということなんで、なーんてこったい!
デマだったの?!
ということになります。
よかった~~!!

だって、出版社がそんなこといいだすようじゃ、ホント、末期だもの。

デマでよかった!?

不確かな情報を流してお騒がせして、本当に申し訳ありませんでした。
あまりにビックリしたもんで、裏をとらなかったのはかえすがえすも不覚……。
まことに申し訳なく思っとります。

というわけなので、みなさん、そこんとこはこれ以上拡散しないようにお願いいたします。

整理しますと
1)
ベストセラーについては問題がない、とーー。

そうですね。それまでに、100万部とか売れてたら、確かにたいした問題にはならないでしょう。

2)
3~5万部の中ヒットが問題だ、ということですが、具体的にどの本なのかわからないのですが、わたしの経験からいうと、このくらいの売れ行きの本を複数購入する?
と思います。
むしろ基本的に図書館は一冊しか買わないので(いろんな本、買いたいから)副本を買ってもらうことのほうが大変だと思うんですが……。
特に昔かたぎの司書さんたちは、本屋を圧迫しないために一冊以上買わない!
というのを律儀に守っておられて、ゾロリやミッケ、を複数買ってもらうのにいつも苦労するのですが、いまは違うのかしら?

ここらへん、誰かがちゃんと研究してくれないかなぁ!
お金もらって研究できる人!