みんなの告知板

10/11、高知県で小学校の二時間授業をしました。

2016年10月11日は、高知県越知町で、まず小学校一年生に、自然科学の本の分類の話をし、分類表にシールを貼りました。
二時間授業です。
この前来たときに、分類とはなにか、という授業をしておいたのですが、分類、覚えてる?
というと、みんな、覚えてる!
と元気よく答えてくれたので、じゃ、今日は本の分類の話、といって、いつもの自然科学の分類の話をしましたが、ほぼ全員、熱狂的に45分、分類の話を聞きました。
この学年は幼稚園・保育園の図書コーナーを整備したときの子どもたちなのですが、そのせいなのか、先生方がせっせと自分で考える学習、をなさってらっしゃるからなのか、もうすでに10月の段階で“知的に耕されている”のがわかりました。
学術用語に敏感に(かつまた的確に)反応するのです。
例によって、この線の上としたには違いがあります。
なにかな~?
をやったのですが、背骨がある、とか、卵で生む生まない、に簡単に行きつく四年生とはちがってなかなかわからない……。
でも一心不乱に考えているその頭のなかがヒートしているのが伝わってきてエキサイティングでしたね。
なかに“二年くらい前に進化して……”といった男の子がいて、そうか……、二年前って、彼にとっては大昔なんだね、と思いましたね。

知的に耕されていないと、素地が悪くなくてもなんというかキョトンとされてしまう……。
何回かやると、ああ!わかった!という感じで反応してくれるようになるのですが……。

がっぷりとよつに組んでいる手応えと快感があって久しぶりに高揚した授業でした。
見ているほうも、面白かったと思います。
このぶんだと百科事典も楽々こなすでしょう。
もう一回授業するチャンスがあるといいのですが……。

帰りに、またきてください、と5、6人の女子、にいわれました。
確かに体も大きいのですが……、そのしっかりした話し方はもう三年生レベルだよ。
一年生の感受性に、三年生の知的レベル……。
凄いねぇ!