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小学校で、こういうブックトークしてる司書もいるよ……という話

小学校で、こういうブックトークしてる司書もいるよ……という話

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卒業式をひかえ、小学校も怒涛の3月です。
中学入学を控えた6年生に危機管理をテーマにブックトークをしました。
いじめ、不登校、機能不全家族とセクシャリティーを……。
「そして彼女は彼になった」
という細川貂々さんのエッセイマンガがあるのですが、トランスジェンダーの話かと思いきや、親から子へのモラハラが主題……。
家族がキツイという話で、語り手が回復していて小学生でも読めるのでおすすめです。
底本として利用した中では「ひきこもりと家族トラウマ」服部雄一著

「ルポ保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル」秋山千佳 著
が役立ちました。
「ルポ」の方には学校で状況の厳しい子供を見守るネットワークに、さりげなく学校司書が入っている例があります。
いずれもにぎやかなクラスなのですが、子どもたちの聞いてるときの真剣さは鬼気迫るものがあって、どれだけその情報が必要なのか、身に染みて感じました。
でも、今の6年生は紹介してあげるだけで大人の本でも力技で読めてしまいますが、この下の子たちにはマンガ、紙芝居や読み聞かせできる絵本が必要だと思います。

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