みんなの告知板

茨城自然博物館にいった学校司書のかたから、報告がありました。

羽毛ティラノ続報
茨城自然博物館にいった学校司書のかたから、報告がありました。
今回、茨城の自然博物館では、羽毛ティラノの展示が行われたそうです。
司書としては最後の一行が……😅

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おはようございます。
昨日、茨城県自然博物館の展示リニューアルに携わった研究者の方々が参加される記念シンポジウムがあるというので、行って参りました。
今回の恐竜展示を監修した、国立科学博物館の真鍋真先生によると、やはり、「ティラノサウルス」に羽毛が生えていた、というのは、まだ「仮説」の段階だそうです。
ただ、近年、ティラノサウルスの『仲間』で、羽毛を持ったものが発見されていることから、ティラノにも羽毛が生えていた可能性が高いとの考えで、今回の形での展示としたそうです。
ちなみに、この真鍋真先生は、2011年、国立科学博物館で、日本で始めて「羽毛ティラノ」の復元を行なった方だそうで、当時は、羽毛を持った姿がかなり物議をかもしたそうです(恐竜図鑑の監修もされてますね)。
が、その後、大型羽毛恐竜ユウティラヌスが見つかったことで、真鍋先生の復元が正しかった(というか、「間違いとは言えない」…かな?)ということになったと、自然博物館学芸員の方が熱く熱く(!)お話ししてました。
なお、今回の展示では、トリケラトプスの脚のつきかたも、最新の研究を反映して、「がに股腕立て伏せ」型から、まっすぐ前を向いている形に変わってました。
また、周りの植物や哺乳類も、最新の研究を反映してリニューアルされていて、その話(植物と哺乳類、それぞれの専門家の方もいらっしゃってました)が聞けたのも良かったです。
最後に…最近、「竜盤類」「鳥盤類」という従来の分類が、どうやら違うらしい、という論文が出され、現在、多くの専門家が検証されているそうですが、
もし、その説が正しいとなったら、「書物全て書き直しですね…」(真鍋先生・談)とのこと。
ひゃー!

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