みんなの告知板

丸谷才一の「闊歩する漱石」講談社文庫、

丸谷才一の「闊歩する漱石」講談社文庫、の131ページ目に
“読者が本を買うための基本的条件は、閑暇と識字力とポケットマネーだそうだ”
というくだりがある……。
どうも丸谷才一を読んでゐると、ことばづかひが大袈裟になりますね(しかし、ドコモのワードツールではもう出てこない……😅。今もおおぎょう、といれたらでてこなかった……。おおぎょう、くらい、いれてもいいと思うけど)。

これを学校図書館にあてはめると、子どもたちに本を読んでもらいたい、と思うのならば

☆本を読む暇を与える(読書の時間を作る)
☆☆文字と文章の読み方を教える(さまざまな文章の読み解き方を教える)
☆☆☆本を揃える(今の子どもに必要な本、読みたい本を揃える)

になるのではないでしょうか?

その上で、広告宣伝!
こんな本、入りました~📖
この本はこういう本ですよ~👍
このテーマならこんなんありますよ~✌

という……。

と分断していくと、いま自分の図書館で、できていない部分はどこだ?
というのが見えてくるでせう。
特に☆☆!
読み方を教えないで読め!
というかたがどんなに無謀なことか、わかるでせう。
そうして、それを無視して
読めない本をいくら並べても意味はない、ということもわかるでせう。
それをいくらブックトークして宣伝しても、あまり役に立たないということも、はっきりするでせう。