みんなの告知板

塩谷先生のモデル授業のレポートを頂きました。

学校司書のKさま、
小学校司書Jさま
より、塩谷先生のモデル授業のレポートを頂きました。

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レポート   
学校司書 K

昨日(6/18)の塩谷先生のお話、
しっかり受け取りました。
学校に入って4年目で、先生がたには先生用の専門用語があって、それらの語彙についてなんとなくわかってきたところでした。
それが塩谷先生のお話で、クリアになりました。
管理職も図書館に積極的でないし、司書教諭も時間がない中で
「授業支援、授業支援」
と言われるから、そのためには、自分が司書教諭みたいになるしかないのか?
との思いもありましたが、
授業は、先生のもの……。
司書は、しっかり司書のことをやる!
ですね。

ありがとうございました。

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20170618
塩谷先生の授業を受けて
小学校司書 J

 私が勤務する市では、調べ学習に関して司書ができるのは資料の用意のみで、児童の調べる活動そのものは教室内で行われている。 ただ読書のための図書の時間は組まれているので、読み聞かせの15分とはいえ、通ってくれる学級には年間を通して何かに取り組んだ方がいいのでは……と漠然と考えていた。
 それが今回の塩谷先生の「授業とは何か」
という講義を受けて漠然としたものが突如形になったのである。
 昨年からブックトークでは、SNS、DV、LD、LGBTQ、などを……、一方で調べ学習としては、基礎の基礎である目次・索引・百科事典を扱い、小うるさいかなあとおもいつつも、利用者の2語文を「文法を使った日本語」へと言い直しさせてきた。
 ここに塩谷先生が話された、授業には“ねらい(目的)”があり、そのために子どもたちが実際に動くのが“活動”だ、という言葉を当てはめると、
ねらいは
「危機管理」
であり、活動は
「情報を得るための基本的な力をやしなう」
ものと
「具体的な情報を使いこなす」
ものの2系統があることがわかる。
 道筋がわかればアイデアの用・不要も、いつやるか、どういう順でやるかもおのずと定まってくると思う。
たとえば、文章を作れるサイコロ
「だれがどすた」
があったらなあと思っていたが
「情報を得るための基本的な力をやしなう」
ための文法にのっとった日本語の練習「活動」
だと位置づければ、あのサイコロは必須だということがわかる。
 1学期の終わりもすぐそこなので、この課題は今すぐ取りかかりたいと思う。  また今回の授業で得たのは、文字にできる枠組みにとどまらない。
もやもやとした疑問を持つことでいつのまにか“思考する”土俵に上がってしまえること、意外といきづまる
「どのような~ですか?」という質問を生じさせるワークなど、ライブでなければ体感できないことが詰まっていた。
  私も過去に中学校社会科の教育実習をしたことがあるのだが、大学(教育大学ではない)でおそわるのは「教育原論」などの学問上のあれこれだけで、クラスで授業を持つということについてはなんの指導もなく(しかもどの単元をもつのかも、実習校に行くまでわからない)送り出され、みようみまねどころか猿真似程度で教壇に立った。  実習生はともかく新任の教員には「授業とは何か」という「授業」を体験する場がないことが不思議でならない。

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