みんなの告知板

司書便りです。

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かん子さんが去年の9月にリンドグレーンワールドにいらして、そのあとブックレットを作られたのですが、それがとってもステキで、驚きでした!
リンドグレーンを知らなかったのはもったいなかったなあと。

で、かん子さんが、これならいまの子にもイケる、と薦めてくださった、スケートの話(「親指こぞうニルス・カールソン」のなかに入っている‘ペーテルとペトラ’)を1年生の子ども達に読んでみようと思いました。

たまたま学校にリンドグレーンの絵本(『ペーテルとペトラ』)があり、それは短編を絵本にしたものでしたが、絵本でも、読み聞かせするには長いのです。
うーん。

なので7割ぐらいにして読むことにしました。

子ども達が最後まで聞いてくれるかなぁ……、リンドグレーンの世界を楽しんでもらえるのか、と心臓が飛び出そうなくらい緊張しながら読みました。

読み始めてすぐは、みんな(どんな話なんだろう?)と頭の中に
(?)
がうずまいてるようでした。
(何か知らない世界の話が始まった)
と思ってる様子が手に取るようにわかりました。
やっぱり難しいか……だめだったかなぁ……
と思ったのですが……。

お話がすすむと、あっという間に、全員見事に引き込まれました。
まるで、いま、ペーテルとペトラがきた教室にいるようにーー。

こんなお話でもイケるのですか!!
と私は心の中で叫んでました。
そうして、途中から私も子どもたちと一緒に
「こんな2人がここにきてくれたらなぁ」
と思っていたのです。
読んでいる私もお話の世界に……。

「おしまい」
と絵本を閉じると、みんな夢から醒めて、元の世界にあわてて戻ってきたようでした😆

すごいなぁ~
リンドグレーンの世界にも入れるんですもん。
ホントに今年の1年生には脱帽です。

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