Q03 低学年には、どんな本が読まれますか?

【Q】
低学年には、どんな本が読まれますか?

【A】
いまは、あまり低学年・高学年の差はないと思っていいでしょう。
‘働く車’‘昆虫’‘恐竜’という低学年男子鉄板だったジャンルは、ほぼ幼稚園に落ち、二年生にもなれば‘元素’‘ブラックホール’が始まります。
学年の差がないのです。
文学も、どの学年の人も、つばさ文庫、みらい文庫、読みます。
一年生が「君に届け」を読んでいて驚いたり……。
あまり、文化に差がないので、同じ本を読める、ぷらす、低学年の精神的・知的に成熟が早いので、高学年とあまり差がつかないのだろうと思います。
占い、ダイエット、いじめ、ホラー……みんな、学年は問わないし、同じ本を読んでますね。
男子も似たようなもので「かいけつゾロリ」「ホネホネザウルス」「あなたも名探偵」「探偵ナツカの事件簿」、斎藤洋の「妖怪ずかん」あたりを揃えてしまうと後がない感じがここ何年も続いています。
とにかく本がないのです。
読みたい、といわれるものは全部出してやってください。