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玉川大学「おそらにはてはあるの?」

玉川大学のだした「おそらにはてはあるの?」は、すべてひらがな書きである。漢字が一つもない。
文章も短い。

従って、幼稚園か小学校低学年対象だと思う。
が……。
空の果ては、あるよ、という証拠理由が、もし果てがなかったら空は星でぎっしりになり、明るくて眠れないはずだ、しかし、夜は暗いのだから果てはあるのだ、という説明なのです。
わかります?

まあでもそれはいい。
わかるひとにはわかるし、わからない人にはこれ以上、どう説明すればいいのか、さっぱりわからないし。

でもそのあと、私たちがゆっくり眠れるように神さまが果てを作ったんだよ、は変じゃないかい?
なんで神さまがでてくるの?
そういう説明を子どもは望む、というか、満足すると思うの?
福音館だから?
それなら、始めから神さまがそう決めたんだよ
でいいじゃん?
なにも科学的な説明をもってくることはないよ。

前半の解説を理解したこどもが、それで?それで?といさんで読んだら、これですか?
たとえば
益川さんがこれを読んだらどう思うだろうか?
満足すると思う?

ファンタジーにはファンタジーのルールがあって、その掟を破っちゃダメなんだよ。
と私は思うんですけどね。