かん子の連載

ブロードウェイミュージカル「ピピン」観てきました。

ブロードウェイミュージカル「ピピン」観てきました。
キレッキレのダンス!
なのに歌える……😅
信じらんない。
素晴らしい……。
なんていうか、下手な人がいない。
動きがバシバシ決まるんだよね。
カッコいい~。
サーカス団、という設定なので、シルクドソレイユばりの手品あり、パフォーマンスあり。
でもストーリーは、大王の息子で、つまりはなに不自由ない王子さまが、完全に心を満たしてくれるものを探す、というもので、20年くらい前に見た「キャンディード」思い出した。
あっちも、若者の自分探しの旅だったんだけど、結論は、農業って素晴らしい⁉
という、思わず、はぁっ?????
となるものだったんだけど、こちらもささやかな土地持ちの未亡人とくっついて、毎日地道に働く平凡な暮らし、でございました。
まあ、もともと、本人がいってるような、たぐいまれな人間、じゃない、平凡な男なんでふさわしいっちゃ、ふさわしいんだが、ちょっと考え込んでしまいました。
アメリカはいまだに、こんな青臭いことをいってるのだろうか?
いってんだろうなぁ、と思うのは、やっぱ、テレビの「グリー」で、人の役に立つことをしたいから、と、軍隊に志願する主人公がでてきて、ええっ???
だったことがあったからで(そんなに前じゃないぞ)、役に立ちたいならなぜ、赤十字とか、国境なき医師団とかいわん?
と思ったときにも、なぜそんな青臭いことを?
と思ったことを思い出したのです。
そういえば、最近の日本は、自分探し、いわなくなったなぁ。
そんな余裕、なくなったということかしら?
それとも、日本の若者が成熟した、ということかしら?
だったらいいんだけど。
でもこのテーマは、いまの日本じゃウケないよねぇ、と思いながら帰りました。
なんだったら、ウケるんだろ。