☆楽しい学校図書館のすぐに役立つ小話☆彡【はなと私の読書日記・その4】
かん子先生のご友人セイさんと、はなちゃん(今度新一年生)の読書記録です。
かん子先生曰く、はなちゃんは、たぶん理系ではないタイプのリアル系との事。故にお薦めされた本はセイさんにとっては「?」な感じのものばかりのご様子。さてさて、はなちゃんの反応は...?
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☆楽しい学校図書館のすぐに役立つ小話☆彡【はなと私の読書日記・その4】
『水をくむプリンセス』
毎日、遠くの川へ暮らしに必要な水を汲みに行く西アフリカの女の子、ジージーの物語。
「私はプリンセスジージー」
と、空想するシーンからこの話は始まります。ダンサーのように、空や雲と一緒に自在に動くことができるのに、どんなに水をイメージしても、水は自分のところには、こない。
朝早く、まだ暗いうちから水汲みは始まります。母と一緒に歌いながら歩き、帰りは足取りがゆっくりに、声も小さくなる。
あぁ、のどがカラカラ。家について、飲み水を沸かし、洗濯やご飯の用意をして、やっと飲んでいいと言われ、ゆっくり飲みたいのにゴクゴク飲んでしまうジージー。
でも、次の日にはまた水を汲みに行かなくてはいけないのです。
どうしてうちには水がないの?と問うジージーへの母の答えが「あとがき」につながります。
あとがきは、写真の見開きページ。
水を汲めるようになった暮らしと、井戸のおかげでプリンセスジージーが夢見た、きれいな水をすぐに手に入れられる様子が紹介されます。
この本の元になったのは、世界的に活躍するファッションモデルのジョージー・バディエルさんの子どもの時の経験です。
水がどんなに大切か、よくわかっているジョージーは、今、アフリカで井戸をつくる運動をしています。
わが子、はな、に読み聞かせた最初の感想は
「この人、今も生きてる?会いたいなぁ」
でした。
かん子さんが言っていた……。
「今の小学一年生世代は、リアル系の本を、話を読みたがる。これ本当の話?と聞くよ」と……。
次のはなの言葉も、私には思いがけないものでした。
「この本、ちょっと読んでみたよ、お母さんに勧めたかった。あとがきを読めば、お母さんもよく分かるよ」
本人も、軽い熱中症でのどがカラカラの経験のイメージはあり、水の重要性はイメージしているようだけど、感想を聞いても水を汲む大変さを言うわけではなく
「朝、まだ暗いうちに起きるのがちょっと嫌なのが分かるわ。私も同じ」
くらい……。
私になぜ勧めたいのかも、よく分かりませんでしたが「子どもはこう思うだろう」などの思い込みは捨てなくちゃと思った一冊です。


