お知らせ つぶやき

なぜ、学校図書館の改装をしているのか? と聞かれた。

この前、なぜ、学校図書館の改装をしているのか?
と聞かれた。
一番表だった動機は、ただ単純に楽しいから、だ。
汚い、機能していない部屋が、たったの一日二日で劇的に役に立つ、そこにいるのが楽しい魅力的な場所に変わる……それが魔法を使っているみたいで単純に楽しい、からだが、そう訊かれて、子どもと勉強と本をなんとかしよう、と思ったときに、これが一番効果的で力になり、できることだからだ、と自分が思っていることに気がついた。
先生方に、調べ方を説明するのは、ほぼ絶望であると思う。
先生方が理解しないのではなく、わかったところでいまのカリキュラムに入れ込むのが難しいからだ。
人数が少なく、時間的にゆとりのあるところでは、結構喜んで時間をさいて子どもたちに授業させてくれるのだから。
そうしてたとえ目次と索引の授業ができたとしても、図書館が使えなかったらやっぱり意味がないのである。
地方にいけばいくほど本屋は姿を消し、公共もお金がなく本がなく、学校図書館しか、本を見られるところはないのだから。
いまや本があるところは、ささやかなコンビニの図書コーナーだけなのだから。

だから、まずは図書館を改装しなければなにも始まらないのだ。
それに子どもたちは飛びついてきて本を読む。
使い方を覚える。

使い方を教えても道具がなければ使うことはできないのだ。
だからまずは、図書館を作ろう!
なのである。