かん子の連載

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(毎月一回の予定です)
ガーナのおすすめ本商会(3)
「雨ふる本屋シリーズ」

著者・日向理恵子

童心社

 今回ご紹介する本は「雨ふる本屋」です。

シリーズでいままでに4冊出ています。

この本は学校の図書館で見つけました。何かいい本がないかなぁと思って探していたら本棚の奥の方にありました。本が好きな人ならわかると思いますが「おすすめ本」よりも奥の方からお宝を見つけたような感じで見つけるととても嬉しくなります。

私が特別にこの本を手にできた!

というような不思議さと優越感みたいな気持ちです。この本にビビッときたのはタイトルの中に「本屋」と入っていたからでした。「本」をテーマにしたお話に普段から興味があり、読みたくなり、実際に読んでみたらアタリでした。

主人公は最初、本を嫌っています。それは妹ばかりがチヤホヤされていることへの嫉妬があり、その妹が本好きだからです。

本そのものが嫌いというより、本に対するイメージが悪かっただけなのです。最終的には本を好きにもなるし、妹との関係も変わっていきます。そんな家族の変化の話もベースにあるので、シリーズ全部読んで欲しいです。

人間の世界では、売れ残ったり、面白くないと言われてしまった本達が、別の世界では良い本としてみんなに読まれるところがいいなと思いました。人間界が全てではないと思える部分や、別の世界が「狭間」にあって、みんなに忘れられた場所のようで、切なく寂しい雰囲気でもあります。そんな雰囲気に魅力を感じました。

少し私のことを書きます。

学校や家で嫌なことがあった時の気分転換に私は本を読みます。モヤモヤした気持ちが吹っ飛ぶからです。例えば、YouTubeを見たりゲームをしたりもしますが、それではモヤモヤ感は無くならないのです。

その時は気を紛らわすことはできても、後からモヤモヤが復活してしまいます。それに比べて本は、読み終わってからその本について想像したり考えたりすることが増えて、モヤモヤどころじゃなくなる気がします。

「私、小さいことで悩んでたわー」

みたいな気分です。今回紹介した本の「雨ふる本屋」が存在する「狭間にある別世界」を想像すればわかってもらえると思います。果てしなく、広く、限りのない不思議な世界を想像して、今年の夏休みも楽しみたいと思います! 

以上です。

夏休みハイのガーナでした。

2019/08/08