かん子の連載

☆楽しい学校図書館のすぐに役立つ小話☆彡【哺乳類のこと】

哺乳類には、巣を作るタイプと作らないタイプがあり、人間はサルなので、巣を作らないタイプの動物です。
つまり、もともと人間は家を作らない、定住しない生き物なわけですよ。
遠い祖先のサルたちは、朝起きたら移動してご飯を食べ、移動してご飯を食べ、夜はテキトーなとこで簡単な寝床を作って寝てました。
ジャングルは一年を通じて気温27度、湿度70%くらいなので、そのなかのどこを歩き回っても快適だったわけですね。
なぜそんないいとこを出てしまったのか……。
ポジティブな見方をすれば、ジャングルの外に何があるのか知りたかった、のではないか?となるのですが、まあ普通に考えれば誰かと生存競争して負けてジャングルから追い出されたんでしょう。
残りの5種類のサルはいまだにジャングルのなかで暮らしてるんですから。
で、巣を作るタイプの動物は溜めフンができます。
自分の巣を汚したり(フンは毒ですから)臭いで自分がいることに気がつかれたらまずいですからね。
赤ちゃんたちも刺激してやらないとフンができない。

巣を作らないタイプの動物は溜めフンができない。排泄のコントロールができないわけです。
人間の赤ちゃんにオムツがいるのは、人間がサルだからなんです。

2023/07/20 更新