かん子の連載

☆楽しい学校図書館のすぐに役立つ小話☆彡【少女小説論・その二】

2013年から10年……。
2023年から振り返ると、いまは、なろう系の爛熟期……。これから衰退していく境目に差し掛かったように思います。
なので、もうそろそろ少女小説を復活させてもいい頃合いだ、と判断したのです。

まずは5年ほど前に出たのに、ここ二年ほどで、子どもたちに
読まれるようになった
「いちご村の物語」

「魔法のたまごやトワ」
というシリーズを……。

これは児童書、の側からのヒットですが、これで、棚の三分の一、は埋まりますね。
一段埋めようと思えば、だいたい棚の1.5倍分(スペース的に)選書すればOKです。
なぜかというと、いま売れ線のものなら、入れれば借りられてしまって棚には残らないからです。
もちろん「赤毛のアン」のような古典を入れようと思えばそちらは動かないので二段必要になりますが。

低学年は、もう、つばさと未来に入ってきてくれなくなりました。
本自体は、年齢が上がったお客が買うので売れているのですが、小学校には小学生しかいない、という最大のデメリットがあるので、その手が使えない。
その代わりいち早く、流行の先端がわかる、というメリットもありますが。

あと入れたいなら、韓国からの「トゥートゥルとふしぎなともだち」シリーズもここに入れられます。
これは幼年外国に分類してもいいでしょう。
うちの子どもたちはどちらにいれたほうが見つけやすいか、また、棚が余ってるかキツキツか、などによります。
本の分類は、これが正解、というものがいつもあるとは限らない。
絶対ここ以外はダメ!
というものも、もちろんあるのですが。

2023/10/05 更新