かん子の連載

☆楽しい学校図書館のすぐに役立つ小話☆彡【SFの時代・その5】

アメリカの哲学するSFのもう一人の代表、フィリップ・K・ディックはアシモフと同様1950年代にデビューしますが順風満帆のアシモフと違ってディックは一生貧乏なうえに、脳出血で53歳で亡くなったのは、短編「電気羊はアンドロイドの夢を見るか」を映画にした「ブレードランナー」が公開されるわずか3ヶ月前だったそうで、ということはそのあとのディックブームは知らずに亡くなったわけです。
そのあとのハリウッドはディック映画ばかり作り続けるのですから、あともう少し生き延びていたら、ディックは大金持ちになり、それまで断られていた小説もおそらく全て本にすることができたと思うのですが……。
そのあと
アメリカはアシモフ以前のスペース・オペラ(舞台を宇宙に移しただけの安っぽい西部劇……ヒーローが悪漢を倒してヒロインを救い出す、というやつですね)に戻ってしまいます。
子どものとき「火星の大元帥ジョン・カーター」に耽溺した人たちが大きくなって、それを見たいと「スター・ウォーズ」を作り始めてしまうので。
そうして、スター・ウォーズのあとはまたまた考えないSF、バットマンとアヴェンジャーズに移行して40年もの長いあいだ、同じことをやり続けているのです。

2024/01/11 更新