かん子の連載

☆楽しい学校図書館のすぐに役立つ小話☆彡【文学・その7】

そういうわけで、1995年あたりに、いま必要なジャンルはなにか?
を考えたら
ミステリー
ホラー
SF
ファンタジー
の基本4種、はすぐ出てきました。
このうちSFは1990年代には消滅しかかっていました。
SFは王道ではなく、そのなかの一部、ロボットもの、だけが肥大したジャンルになってしまったのですが、ロボットものをだれもSFだと認識してくれていなかったからです。
アトム、鉄人28号、マクロス、マジンガーZ,ガンダム……。
ロボットものは、ロボットものでしょう?
です。
そうしてそれ以外の、攻殻機動隊も、マトリックスも、スターウォーズも、宇宙戦艦ヤマトもSFなのですが、SFは映画とアニメーションに取られてしまって、活字には残りませんでした。
なのでSFを無くすかどうか迷ったのですが、これはなくさないほうがいい気がしました。本は、星新一しかなくても……。

でも、動物文学はもう、いらないだろうとつぶしました(ここは一部、目の見えない犬ダン、から可哀そうな動物物語としてほそぼそと生き残りました。なので動物文学、を作るとしても、置き場所は文学ではなく、動物図鑑やペットの棚の近くにしたほうがわかりやすく、よく借りられました。このジャンルの本を借りる人は物語よみではなく、リアル系の人だからです。ですからここに入る本は、創作ではなく、本当にあった動物の本、ということになります。つまり、動物ものは、創作が消滅したのです)
少女小説も、赤毛のアン、小公女、をはじめ、泣いちゃいそうだよ、や、若女将、のように、当時は棚が作れるだけ本があったのですが、あれよあれよというまに消滅してしまったので、いまは無くしてしまっています。
でもここは、新年度あたり、復活できそうな気がしています。
なろう系のロマンスもの、いちご村、魔法のたまごやトワ、あたりを入れればいまは一段できるからです。

あとは、現代文学→YA

そうして2018年あたりから、新しいジャンルとして
ショートストーリー
文スト文庫
乙女の本棚
がでてきました。
そうして、乙女の本棚に引きずられて
文学雑本
が必要になりました。
これはもともと記号としてあるものですが、小中学校では使ったことありませんでした。
文学論は高校からだったので。
でもいまは、小学校でも必要です。
というわけで、2023年の棚は
SF、ミステリー、ホラー、ファンタジー、少女小説、

ヤングアダルト、文学雑本、乙女の本棚、文スト文庫、ショートストーリー(これは2年後あたりには消えると予想してます)

これに
日本文学
外国文学
古典

ということになると思います。

2023/04/20 更新